生きた言葉を届けたい
MY WORDS
学生時代は、サークル活動でインタビュー雑誌をつくっていました。「この人面白そう!」と思った人にメールを送って、会いに行くんです。それを一冊の雑誌にまとめて、校内で配っていました。「学生」という身分があってか、アーティストや学者、それこそ経営者など、いろんな人が取材に応じてくれました。
インタビュイーの取り組みや作品など、外面的な情報だけでは、どうしても伝わらないものがあります。その裏には、必ずと言っていいほど本人の「人となり」や「考え方」がある。「昔こういう経験をしたから、今の仕事をしているんだ」とか「淡々と喋るのに、すごく言葉に力があるな」とか、そういうことに気づけます。それが何より楽しかったのです。
同時に私は、文学部で小説や詩の勉強をしていました。文学部というと、どうしても「独自の思想を持っている変った人」というイメージを持たれることがあります。でも、必ずしもそうではありません。むしろ大学で習ったのは「自分が持っている考えに惑わされず、作品を正しく読むこと」でした。作品に勝手な解釈を持ち込むと、先生に怒られます。そうではなくて、登場人物の心理に寄り添うことが重要でした。自分とは何の関係もない、いうならば「赤の他人」に心開くことが求められていたのです。
学生時代に学んだことは何だろう?と今振り返ってみると「他人の言葉に耳を傾けること」だった気がします。新聞やネットニュースに書いてある「事実」ではなく、人間の奥に眠っている「生きた言葉」です。インタビューをするのも、小説を読むのも、その点では共通していたなと思います。
だから顧問編集という仕事は、私にとってすごく魅力的なものでした。会社として発信するのではなく、経営者が一人の人間として、生きた言葉を届けること。代表の竹村は「スーツの言葉」ではなく「パジャマの言葉」と言っています。まさに私は「パジャマの言葉」に興味がありました。そしてそうした発信は、どんなステートメントよりも人々に届きやすいものだと思います。
実際に入社してみて、経営者のお話を聞くのはすごく楽しいです。会社を運営するなかで直面した出来事、そこで培った考え方などは「濃い」ストーリーだからです。そのエッセンスをなるべく失わないように、できるだけ多くの人に届けていきたいと考えています。
インタビュイーの取り組みや作品など、外面的な情報だけでは、どうしても伝わらないものがあります。その裏には、必ずと言っていいほど本人の「人となり」や「考え方」がある。「昔こういう経験をしたから、今の仕事をしているんだ」とか「淡々と喋るのに、すごく言葉に力があるな」とか、そういうことに気づけます。それが何より楽しかったのです。
同時に私は、文学部で小説や詩の勉強をしていました。文学部というと、どうしても「独自の思想を持っている変った人」というイメージを持たれることがあります。でも、必ずしもそうではありません。むしろ大学で習ったのは「自分が持っている考えに惑わされず、作品を正しく読むこと」でした。作品に勝手な解釈を持ち込むと、先生に怒られます。そうではなくて、登場人物の心理に寄り添うことが重要でした。自分とは何の関係もない、いうならば「赤の他人」に心開くことが求められていたのです。
学生時代に学んだことは何だろう?と今振り返ってみると「他人の言葉に耳を傾けること」だった気がします。新聞やネットニュースに書いてある「事実」ではなく、人間の奥に眠っている「生きた言葉」です。インタビューをするのも、小説を読むのも、その点では共通していたなと思います。
だから顧問編集という仕事は、私にとってすごく魅力的なものでした。会社として発信するのではなく、経営者が一人の人間として、生きた言葉を届けること。代表の竹村は「スーツの言葉」ではなく「パジャマの言葉」と言っています。まさに私は「パジャマの言葉」に興味がありました。そしてそうした発信は、どんなステートメントよりも人々に届きやすいものだと思います。
実際に入社してみて、経営者のお話を聞くのはすごく楽しいです。会社を運営するなかで直面した出来事、そこで培った考え方などは「濃い」ストーリーだからです。そのエッセンスをなるべく失わないように、できるだけ多くの人に届けていきたいと考えています。
社外
アドバイザー
アドバイザー
柿内 芳文
かきうち よしふみYOSHIFUMI KAKIUCHI