「事業の裏側にある”思い”も伝えられるのがいいですね」

お客さまの声CLIENT VOICE
株式会社オークネット
代表取締役社長

藤崎 慎一郎さま

1975年生まれ。東京都出身。2011年オークネット入社。2016年オークネットデジタルプロダクツ代表取締役社長。2019年オークネット取締役専務執行役員。2020年3月より現職。
https://www.aucnet.co.jp/
SNS

WORDSが
お手伝いしたこと

OVERVIEW

事業の裏側にある「思い」も伝える

代表アカウントで、noteとTwitterによる発信をおこなっています。会社の歴史や事業内容、代表自身のキャリアなど幅広いテーマで記事やツイートを作成。
採用の候補者が事前にnoteを読んだうえで面接へ来るようになったため、より濃度の高い面接ができるようになりました。また社内のコミュニケーションが活発化したことによる、ビジョンの浸透にもつながっています。
  • 藤崎さんのTwitterアカウント運用
  • note記事の取材・編集

顧問編集者をつけようと思われたのはなぜでしょうか?

そうですね、ひとつは会社の「公式な情報」だけ発信していていいのかな?と思ったからでしょうか。会社の公式サイトの「社長挨拶」といったものは、どうしても堅苦しくなりがちで、特に若い人たちに伝わりにくい。もっと「読み手の視点」を意識して、会社の魅力を伝えたかった。

そんなときにWORDS代表の竹村さんと出会って「スーツ的な言葉ではなく、パジャマみたいな言葉を発信していきましょう」と言ってもらって、それは面白いかもなと思いました。パジャマのような肩肘を張らないカジュアルな発信をすることで、うちの会社を知らない人、関係のない人にも届くといい。無理に読んでもらうのではなく「読みたい!」と思ってもらえるような発信ができたらいいなと思ったんです。

それに僕は、先代の社長から社長業を受け継いだばかりでした。体制が変わったことで、改めて社内の一体感を生む必要もあった。それで僕が前に出て発信をしようと決めたんです。最初はまだ実績のない自分が前に出ることは抵抗があったのですが「藤崎さんご自身の言葉で会社の魅力を伝えることに意味があるんです」と説得されて(笑)、発信することに決めました。

実際にやってみて、どうだったでしょうか? 

いろんな方面に波及的な効果はあると思うんですが、目に見えて変わったのは採用でしょうか。noteを読んでから受けに来てくれる人が多くなったんですね。だから面接が実のあるものになりました。

これまでは面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞いても、よくあるような質問を受けることが多かったんです。でも発信するようになってからは「noteにこう書いてあったんですが、そのあたりをもう少し詳しく聞かせてください」という感じで、より踏み込んだ質問が来るようになりました。気づいたらこっちが面接を受けているみたいになることも(笑)。こちらのことをあまり知らない状態で面接に来てもらうのではなく、より深いところを知ってもらえているのは、すごくいいですね。

社内からの反応はありますか?

社員からは飲み会のときとかに「note読んでますよ!」と言われることがあります。いい意味での「アンオフィシャル感」があるのでコミュニケーションのきっかけになっていますね。

あとはnoteがきっかけで、会社のビジョンが社内に正しく伝わるようになった気がします。会社のサイトにも、もちろんミッションは掲げているのですが、それだけではどうしても伝わらない部分があります。Twitterやnoteで僕自身の言葉で伝えることで「リアリティ」が出るということでしょうか。

noteに書かれているのは僕が実際にやってきたこと。だからリアリティが出る。経営者が一人称で語るので、そこには熱い思いも乗ってきます。そういう「リアルで熱い声」が数千文字のストーリーにまとまるので、コンテンツとしても面白く読んでもらえるし、理念やパーパスを社内に共有するツールとして、強い武器になる気がします。

思いや考えが伝わるのは、経営者という個人が発信するからこそですね。

そうですね。これまでは「社長が何考えているのかわからない」と言われがちでしたが、ビジョンやその裏側の思いを社内で共有するきっかけになったと思います。

一方でやはり会社の雰囲気をいい状態に保つためには、ビジョンの押しつけではなく、フラットなコミュニケーションが必須だと思っています。社員が自由に意見を出せて、社長がそれを聞き入れられる環境じゃないといけない。トップダウンが強すぎると、社内の雰囲気がギスギスしてしまって、結果的に悪い方向に行くと思うんです。

その意味で僕は創業社長じゃないし、もともと我の強いタイプでもない。だから私の名前で発信してはいますが「こうだから、こうしなさい」というようなことは発信していません。結果的に「会社としての発信」につながっているのかなと思っています。

ご自身にとって、何か変化はありましたか?

改めて振り返ると、WORDSさんと契約したのは私が社長職に就いて2年目のとき。社長になったばかりだったので自分の役割にあまり慣れていませんでした。WORDSの方と定期的にコミュニケーションを取るようになったことで、自分の思考が整理されたように思います。自分のやっていることや、これからやろうと思っていること、周囲の環境についてなど、取材のたびにいろんなことを言葉にする必要があるからです。

自分の発言を編集してもらって、それを後で読み返すときも発見があったりします。自分の考えを客観的に見つめることで頭の中が整理されるんですよね。

最近は、他のメディアでインタビューを受ける機会も増えましたが、そのときにWORDSさんの取材で語ったことを、そのまま話すことも多いんです。そういうときに自分の「考え方の核」みたいな部分を確認する作業ができてたんだな、と実感しますね。だからある意味では、コーチングを受けているかのような感覚もありました。「対外的な発信」という目的もありますが、自分自身の成長にもつながったように思います。

よかったです!

最近、サステナブル系の事業を始めたのですが、それに関するインタビューを受けることが増えました。僕としては「インタビュー記事と僕のnoteはセットで読んでもらいたいな」という気持ちがあります。インタビューは時間も限られているので、我々がやり始めたことを「情報として」お話しすることになる。「ファクトベース」の話になりがちなんです。でもそれだけではどうしても伝わらないものがあると考えています。

WORDSさんに手伝ってもらったnoteには「そもそもなぜサステナブル事業をやろうとしているのか?」ということを、ひたすら熱く語った回があります。事実というより思いの部分の話をしているので、読んだ人が思いを持って深く理解してくれるんです。初めてお会いする人に事業内容を説明するときは、まずnoteをお見せしています。そうすれば「ああ、そういうことなんですね」と、すぐに理解してもらえる。それがすごくいいなと思います。

WORDSがお手伝いした
コンテンツ

WORDS WORKS

note

月に3〜4回取材のお時間をいただき、記事を作成。
会社の歴史についてまとめた1本目のnoteは、1,500スキを超えてとくに大きな反響となりました。
事業内容に関するnoteでは、単にどういった事業をしているのかという説明だけでなく、その背景にある「思い」も合わせて伝えました。それによって、読者が事業への理解をより深められる構成となっています。

Twitter

1日1〜2回、会社のビジョンや代表の仕事観に関するツイートを中心に、代表のアカウントで発信。「BtoBオンラインオークション」という一般の人からするとあまりなじみない業界に興味をもってもらうため、事業の内容だけでなく、事業の哲学や代表の人柄が垣間見えるような内容も混ぜています。

SHARE

「採用した人のほとんどが、僕の”Twitter経由”です」

プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社
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平地 大樹さま
お客さまの声CLIENT VOICE
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